「非認知能力」という言葉を知っていますか?
最近、TVやニュースなどの各メディアでも多く取り上げられるようになったので、私たちにとって大事な力だとご存じの方も多くいらっしゃるでしょう。

では、「非認知能力」とはなんのために必要なのでしょう?

 

 【もくじ】
子どもたちが将来幸せに生きていくために必要な力とは?
「自制心」とは筋道を立てて先のことを見据え、行動する力
子どもが落ち着いて安心できる環境つくりを心がける
自分のための時間も大切に
「認知能力+非認知能力」をご家庭で育む

 

子どもたちが将来幸せに生きていくために必要な力とは?

「非認知能力」とは、子どもたちが将来幸せに生きていくために必要な力。
「認知能力」と呼ばれるテストの点数やIQ(知能指数)などの数値化できる力とは真逆にある数値化できない一連の能力のことです。たとえば、自己肯定感や自己効力感、柔軟性などがあります。ここでは、そのひとつである「自制心」をとりあげてご紹介します。

 

「自制心」とは筋道を立てて先のことを見据え、行動する力

自制心というと「嫌なことを我慢する力」ととらえがちです。でも、本来は『先を見据える力』のこと。
たとえば、「宿題をやらなきゃ。でもゲームもやりたい!」という時、
「叱られるから宿題をやる。」
「ご褒美をもらえるから宿題をやる。」
というのは、自分の中で論理的な理由付けができていないので“自分を律している”とは言えません。

自制心とは
「今、宿題をやらないと、明日、自分が困る。」
「宿題を終わらせれば、ゆっくりゲームができる。」
「そのためには、今自分は何をすればいい?

というように自分が置かれた状況の先に何があるかを見据え、自分の感情と行動をコントロールして「責任ある意識決定と行動をする」こと。

この理由付けができていないと、子供は何回も同じことを繰り返してしまいます。論理的な理由付けがあり、やるべきことを自分で決めると、行動を習慣化できます。「先に宿題を終わらせてから、ゲームをしよう。」と、いつも自分から行動できるようになるでしょう。

大人には経験値があって、「今、宿題をやらないとどうなるか。」が見えますが、子供には見えていないことが多いので、お父さん、お母さんが「今、宿題をしないとどうなる?それなら今、何をしたらいいと思う?」などと筋道を立てて考える手助けをしてあげてみてくださいね(^^)/

そして最終的には、本人に「自己決定権」を預けられると良いですね!

 

子どもが落ち着いて安心できる環境つくりを心がける

ついつい、お子さんに「宿題を早くやりなさい!」と言ってしまうことはありませんか?
大人もそうですが、制限や強制をされると心理的に反発感情が働いてやりたくなくなることもありますよね。

そこで大切なのは、子ども自身に考えさせ、「宿題をやる!」と本人に意思決定させること。

さらにお父さん、お母さんも子供が勉強しやすい環境つくりをサポートしてあげてください。たとえば、子供が宿題に取り組む時間は保護者自身もスマホなどを見るのをやめ、読書をするなど静かに落ち着ける学びの環境つくりはおすすめです。
「1日1回は家族の顔を見て話す」
「夕食の際はスマホやテレビは見ず、会話を楽しむことに集中する」
などのご家庭のルール作りもしてみましょう。お父さんお母さん自身の自制心も問われることになります。

自分のための時間も大切に

子どもたちの非認知能力を育むには、私たち大人がわくわくしながら自分の人生を生きることも大切。
好きなことに夢中になっている大人の姿から、「生きるって楽しい!」「大人になるのは楽しみ♪」というメッセージが子どもたちにきっと伝わるでしょう。

お父さん、お母さんもわずかな時間でも好きなことに取り組める「自分のための時間」を作ってみてください。
もちろん生きていれば、楽しいことばかりではありません。時には失敗やうまくいかないこともたくさんあります。
でも、そんな時こそ「それならこうしてみよう」と試行錯誤しながらあきらめずに前に進んでいく大人の姿を見て、失敗を恐れず何事もチャレンジすることの大切さを子どもたちは学んでいくことでしょう!

親子の対話も大切にしましょう。「今日は何が楽しかった?」など、子どもが話したくなるようなことを聞く機会を1日1回でも作ってみてください。
お子さんが好きなことや興味を持っていることなどについて話をたくさん聞き、お父さんやお母さんが自分に関心を持って話を聞いてくれるとお子さんは「自分の存在を認めてもらえた!」と感じ、それが自信や自己肯定感を育むことにもつながりますよ

 

「認知能力+非認知能力」をご家庭で育む

今は、働き方や家族観など、さまざまな価値観が変わりつつある過渡期を迎えています。
さらにテクノロジーの進化により、人間の仕事の多くがAIに取って代わられる日も近いとされています。

私たちは、そんな予測できない時代に子どもを送り出さなくてはなりません。そのためには、従来の学力に加え、自己肯定感や自制心、目標に向かってやり抜く力などの「非認知能力」を身につけることが欠かせなくなってきています。

私は学研教室という学習塾の指導者ですが、昨年から全国の指導者や社員全員で「非認知能力育成プログラム」研修を毎月実施しています。「非認知能力」の育成の基本は「やってみせる」という行動です。
私自身が教室では子どもたちにとって「非認知能力」を身につけたロールモデルになれることを目指して学び続けています。

お子さんにとってお父さん、お母さんは最高のロールモデル!ご家族皆さんでお子さんの非認知能力をわくわくしながら一緒に育ててあげてくださいね。

もちろん、全国の学研教室ではお子さんの「認知能力+非認知能力=生きる力」を育むお手伝いをいたします!お気軽にお近くの教室にお問い合わせください。

※参考 (株)学研エデュケーショナル 非認知能力ワークより

↑保護者向け非認知能力セミナー

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