正しいえんぴつの持ち方はどうやって身につける？｜トキっ子くらぶ – にいがた子育て応援団

学研先生

小学校に入る前にやっておきたいこと、ママパパの素朴な疑問や不安に学研の先生からお答えいただきます！

（年中ママ）子どものえんぴつの持ち方が気になります。ちゃんと持つように言いますが、なかなか正しく持てません。小学校に行くまでは、あまり注意をしない方が良いですか？

お子さんのえんぴつの持ち方が気になることありますよね。
えんぴつは小学校に入学したからといって正しく持てるようになるわけではありません。小学校入学を見すえて、「もじ」に興味を持ち始めた今から正しいえんぴつの持ち方を身につけておきたいですね。では、今回は、なぜ正しいえんぴつの持ち方が大切なのか、どうやって正しい持ち方を身につけるのかをお伝えします。

なんで正しいえんぴつの持ち方が大切なの？

これからは、算数でも国語でもあらゆる教科で「書くこと」がとても重要になります。大学入試でも2020年度から記述問題が必須となり、「書くこと」は避けて通れません。すでに今の算数でも、文で書いて答える問題が増えています。式で答えるか、文で表現するかのちがいはありますが、頭のなかで考えることは同じです。算数で論理的な思考力を育てるうえでも、「書く力」は非常に大切なのです。

だからといって、小学生になると自然にスラスラと記述式問題に答えたり、原稿用紙に作文が書けたりするわけではありません。テストなどで記述問題に答えるためには、文章力だけでなく、丁寧かつ速く書く力、適度な筆圧も必要です。しかし、残念ながら小学校の中・高学年でも、正しくえんぴつが持てないために、書くことにとても負担を感じている子どもが少なくありません。

ですから、小学校入学も見すえて、今から負担のない正しいえんぴつの持ち方を身につけてほしいと願っています。

「えんぴつ」のまえから始まる「えんぴつ」への準備

例えば、ご飯を食べるとき。おはしやスプーンは、えんぴつと同じように、おもに親指・人さし指・中指を使いますよね？このように乳幼児期の生活そのものが「えんぴつ」の準備になっているのです。ちなみに、これは「手先の巧緻性（こうちせい）」とよばれ、とても大切な幼児期に育てておきたい力の一つです。
特に幼児期におすすめしたいのは6Ｂ・4Bなどの太字の三角えんぴつです。お子さんの小さな手でも持ちやすく、筆圧が弱いお子さんでも指先や手首をしっかりと使って濃くきれいなもじを書くことができますよ。
毎日の生活を大切にしながら、「えんぴつ」への準備を万全にしたいですね！

学研では、えんぴつの持ち方も丁寧に指導します。また、学研オリジナルのプリントを使って運筆練習を行うことで、楽しく正しいえんぴつの持ち方が習得できます。

正しいえんぴつの持ち方

ポイントになるのは親指、人さし指、中指です。
①親指と人さし指でつまみ
②中指をつけて
③ほかの指は軽く握る
これが基本の形です。指の位置と姿勢が重要です。

もちろん、一度伝えただけでは身につくものではありません。
ご家庭でえんぴつやクレヨンを使うときに、「かっこよく持てるかな？」と
あたたかい声かけでお子さんの意識づけしてあげてくださいね。

先生の紹介

栃尾お花ばたけ教室
小林美穂子先生

©学研教室
小学校へ入学する前には、もじ・かずに触れる機会を増やしておけると入学後の小学校生活がスムーズになりますよ。特に、普段使ったり・身近なことばはもちろん、語彙を増やしておくといいですね。語彙数を増やすことはカメラで言ったら画素数を増やすこと。自分の気持ちや伝えたいことを、より鮮やかな表現ができるお子さんになりますよ。

小学生のお子さんも診断テストでお子さんにピッタリの教材を選びます。苦手なところがあっても、その原因になったところから復習し、苦手を得意にできます。幼児期から学習を始めたお子さんが先取り学習もできますので、お子さんの自信につながりますよ！たくさん褒めて、自信とやる気を伸ばします。学習を楽しむ余裕が生まれると考える力が育ちます！！

▷過去の記事はこちら！
『小学校の準備何したらいい？』

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