小学校に入る前にやっておきたいこと、ママパパの素朴な疑問や不安に学研の先生からお答えいただきます!
(年長ママ)最近よく耳にする「非認知能力」って、どんな力ですか?どうやって身につけていくものですか?
「非認知能力」は「見えない力」とも言われています。知力・学力など数値で測ることができる「認知能力」と共に、お子さんの生きる力の土台となります。日常の生活で自然と身につく力ですが、豊かな経験により広く深く育まれていきます。
非認知能力とは
非認知能力とは、一般的には意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力といった、数値で測ることのできない力のことを言います。文部科学省の定める学習指導要領でも、育成すべき資質・能力の三つの柱として、「知識および技能」と共に非認知能力である「思考力・判断力・表現力など」「学びに向かう力、人間性など」を掲げ、園や学校での能力向上を推し進めています。
※文部科学省HPより
子どもたちがこれからの社会を切り拓くことができるよう、国としても育成に力を入れているんです。
というと、ちょっと特別なことに感じられるかもしれません。でも、安心してくださいね。これまでも、ご家庭や園・学校で生活する中で自然と習得してきた力なんです。
保護者が思う「子どもに身に付けてほしい力」
学研の調査によると、「どういうお子さんに育ってほしいですか?」という問いに対し、保護者から次のような声が寄せられました。
・友だちのことを理解し認めることができる
・人の気持ちによりそい、共感できる
・変化に対応できる
・自分の気持ちをしっかり言えて、周りをきちんとみることができる
・自分の感情をコントロールできる
・自分がどうしたいかを考え行動できる
・困った人に手を差し伸べることができる
・あきらめず最後までやり抜くことができる
・自分で考えたり人に頼るなどして、困難を乗り越えようと頑張ることができる
園や学校で、また今後の社会生活において、お子さんが健やかにたくましく楽しく気持ちよく過ごせるように、というお母様お父様の思い・願いが感じられます。
そして、これらは全て「共感力」「柔軟性」「自制心」「社会性」「やり抜く力」「回復力」「自己効力感」といった言葉に置き換えることができる、非認知能力なんです。
非認知能力を育むために
非認知能力は、お子さんひとりで、またご家族やお友だちだけでなく様々な年齢や立場の人とのかかわりの中で、様々なシーンで様々な経験を積んでいくことで身に付けていくことができる力です。
ご家庭は、お子さんがどこよりも安心して過ごせる場所ですね。その中でこそ、自分の感情を安定させ、周りに目を向けて興味関心をもつことができます。
また、会話の中から気づきや学びを得て、絵本や読み聞かせから想像を膨らますことができます。兄弟げんかも、互いの立場や考えを理解すること、感情のコントロールやコミュニケーションの仕方を学ぶことに繋がります。
もし可能であれば、その日あったことを振り返り、気持ちを整理し、少しでもハッピーに一日を終えることができるような声掛けをしてあげてくださいね。
学研万代天明町教室
伊東映子先生
©学研教室
学研教室では、算数・国語を中心とした教科学習により認知能力を育むと共に、判断力や思考力、集中力、学びに向かう意欲ややり抜く力、忍耐力などの非認知能力を育むことをとても大切にしています。ご家庭や園・学校と共に、認知能力と非認知能力、つまり「生きる力」を身に付けることができる第三の場所として、ぜひお子さんの育みのお手伝いをさせてください。
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