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中越

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館(十日町市)

絵本と木の実の美術館

今回は十日町市にある「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」に行って来ました!
絵本と木の実の美術館は、廃校となった小学校の校舎全体を改修した「空間絵本」美術館です。最後の在校生3人と学校にすみつくオバケの物語『学校はカラッポにならない』が校舎全体に広がっています。木造校舎の温もりが優しく、懐かしさに溢れる空間です(^-^)

<取材日:2021年5月>

廃校になった小学校

  • 絵本と木の実の美術館外観
  • 十日町市の山と山に囲まれた場所に鉢という集落があります。鉢集落の中心にあった真田小学校が2005年に廃校になり、2009年、集落の人々と絵本作家・田島征三さんによって空間絵本美術館として生まれ変わりました。絵本と木の実の美術館は、越後妻有(十日町市・津南町)で展開されている「大地の芸術祭」の拠点施設の一つとなっています。
  • 絵本と木の実の美術館道順
  • 絵本と木の実の美術館さなだ小学校
関越自動車道の「塩沢石打IC」または「六日町IC」から約50分。山を越えて谷を越えてぐるぐると山道を走って辿り着きました!
学校のグラウンドだったところが駐車場になっています。
  • 絵本と木の実の美術館外観2
  • 絵本と木の実の美術館ブランコ
  • 絵本と木の実の美術館
  • 絵本と木の実の美術館入口
  • 絵本と木の実の美術館オブジェ
  • 外観は本当に普通の学校なのですが、中はどんな世界が広がっているのでしょうか?早速中に入ってみたいと思います(^O^)/

懐かしさに溢れる空間

  • 絵本と木の実の美術館外観
  • 校舎の体育館部分だったところが入口になっています。小学校の建物をそっくりそのまま利用しており、昔懐かしい木造校舎で、外も中もノスタルジックな雰囲気に包まれています。下駄箱も当時のものを使っているようです。
  • 絵本と木の実の美術館入口 (3)
  • 絵本と木の実の美術館看板
  • 絵本と木の実の美術館玄関
  • 絵本と木の実の美術館受付

大胆に空間を使ったアート

入口から入ってすぐに受付があり、大胆に空間を使ったアートが目に飛び込んできます。体育館内に所狭しと展示されているオブジェは流木を素材として作り上げたものだそうで、カラフルで本当に絵本の中にいるような不思議な世界です。こちらのオブジェのいくつかは、定期的に動くんですよ!

絵本と木の実の美術館体育館Photo by Akimoto Shigeru

  • 絵本と木の実の美術館体育館
  • 絵本と木の実の美術館体育館 (2)
廃校前に学校で使われていたものや張り紙などもそのまま残っており、今にも元気いっぱいの子どもたちの声が聞こえてきそうです。
  • 絵本と木の実の美術館体育館ピアノ
  • 絵本と木の実の美術館体育館 (3)

『学校はカラッポにならない』

体育館を進んで行くと旧校舎があります。旧校舎内も美術館となっており、室名札などは当時のまま残ってました。部屋ごとに異なる展示テーマが設定されているようです。
  • 絵本と木の実の美術館学校はカラッポにならない
  • 木の実の美術館体育館
『学校はカラッポにならない』というタイトルの絵本の世界の主人公は、実際に真田小学校の最後の在校生であったユウキ、ユカ、ケンタの3人。カラッポになった校舎を舞台に、最後の在校生と学校に住みつくオバケたちとの物語となっています。
  • 木の実の美術館体育館 (2)「トペラトト」
  • 木の実の美術館体育館 (4)
  • 木の実の美術館体育館 (3)
  • 木の実の美術館体育館 (5)
  • ユウキ、ユカ、ケンタが授業を受けているところでしょうか。
    校舎には、みんなの笑い声を食べるトペラトト、夢をぺしゃんこにするドラドラバンというオバケが住みついています。
  • 「ドラドラバン」
  • 絵本と木の実の美術館 (2)
  • 絵本と木の実の美術館 (6)
ユウキ、ユカ、ケンタの3人は、「さよなら、ぼくらの小学校」そう言って、飛び立っていきます。でも、3人が飛び立って行っても、「絵本と木の実の美術館」としてよみがえったのですから、『学校はカラッポにならない』のです。

仕掛けもいっぱい♪

  • 絵本と木の実の美術館 (4)
  • 校舎内はあちこちに仕掛けが満載です。こちらの通路は抜け穴のようになっていて、腰をかがめないと通れません。お子さんは冒険気分になって楽しいですね♪通路を抜けると天井には動くオブジェが!
  • 絵本と木の実の美術館 (3)
  • 絵本と木の実の美術館 (5)
  • こちらにある3台の自転車は、ペダルをゆっくり漕ぐと室内にいるユウキ、ユカ、ケンタそれぞれが太鼓やドラムを叩きます!
  • 絵本と木の実の美術館自転車
  • 絵本と木の実の美術館自転車2
  • 絵本と木の実の美術館自転車3
  • 絵本と木の実の美術館太鼓
  • 絵本と木の実の美術館ドラム
  • こちらの壁にも仕掛けが!四角い穴を覗いてみると・・・音楽が流れ、光っているのはオバケでしょうか?飛んでいます!
  • 絵本と木の実の美術館のぞき穴
  • 絵本と木の実の美術館のぞき穴 (2)
  • 絵本と木の実の美術館のぞき穴 (3)

▽美術館の動く仕掛けを動画で見て見よう♪
※動画は2倍速になっています

くさむらの部屋

1階に降りると最後はくさむらの部屋。美術館の周りにはビオトープがあるのですが、そのビオトープのジオラマがくさむらの部屋に作られました。ミニチュアビオトープには、季節ごとに開催しているビオトープの生きもの観察会で参加者が見つけ描いた生きものたちが登場しています。
  • 絵本と木の実の美術館くさむらの教室
  • 絵本と木の実の美術館くさむらの教室2
  • 絵本と木の実の美術館ミニチュアビオトープ
  • 絵本と木の実の美術館ビオトープ
他にも絵本を自由に読むことができるコーナーや、くさむらの部屋の隣には、ドリンクやケーキ、鉢集落で採れた旬の野菜を使ったランチを食べることができる「Hachi Café」があります。
※取材に行った時はコロナの影響で「当面お休み」となっておりました。
Hachi Caféは「本屋くさむら」とショップが併設されています。「本屋くさむら」では、田島征三氏の絵本やエッセイ、ショップではTシャツやバッグをはじめとした美術館のオリジナル商品が販売されています。
また、美術館内では期間限定の企画展やイベントも開催されます。企画展やイベント情報は絵本と木の実の美術館のホームページでご確認ください。

絵本と木の実の美術くさむらの教室

  • 絵本と木の実の美術館絵本スペース
  • 絵本と木の実の美術館 (7)
  • 絵本と木の実の美術館カフェ
  • 絵本と木の実の美術館カフェ (2)

小さいお子さん連れでも安心!

  • トイレはリフォームされており、キレイな多目的トイレがありました。オムツ替えもできるので小さいお子さん連れでも安心してゆっくり過ごすことができます。

可愛いヤギもいます

グラウンドの端にはヤギ小屋があり、ヤギのしずか(母ヤギ)と子ヤギが2匹飼われています。晴れた日には外に出て遊んでいますよ(^-^)可愛いヤギにとっても癒されました💓
ヤギと一緒に遊んだり、ビオトープで生き物を探したり、屋外でも楽しめる素敵な美術館です(*‘ω‘ *)
  • 絵本と木の実の美術館ヤギ小屋 (2)
  • 絵本と木の実の美術館ヤギ小屋
  • 絵本と木の実の美術館ヤギ
  • 絵本と木の実の美術館ヤギ2
  • 要クレジット:Yoneyama NorikoPhoto by Yoneyama Noriko
  • 要クレジット:Nakamura OsamuPhoto by Nakamura Osamu

今年撮影 (2)

トキママ
親子で一日遊べる美術館です(*^-^*)小学校の懐かしさと素敵な展示で暖かい気持ちにになりました。周辺を散歩したり ヤギと遊んだり、のんびり過ごすことができます!

Information

アクセス
新潟県十日町市真田甲2310−1
営業時間
10時00分~17時00分
10月・11月は10時00分~16時00分
※最終入館:閉館時間の30分前
休館日
水・木曜日(祝日の場合は翌日、5月・8・9・月は変更有)
※冬期間休業
入館料
大人:800円
小中学生:300円
幼児:無料
※「トペラトトクラブ」の入会で入館料無料
駐車場
あり
トイレ
多目的トイレあり

マップ


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2018-07-29 (2)


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