今回はマーケティングコンサルタント「グローカルマーケティング株式会社:南さん」に聞いてきました
2021年5月
意見を求められるとつい長く話してしまう。話しているうちに何が言いたかったかわからなくなる。長々話しすぎてしまい、「で、結論は?」と言われたことがある。さて、当てはまったものはありますか?簡潔にわかりやすく相手に話を伝えるために、男性脳と女性脳の違いを理解し、ロジカルシンキング(筋道を立ててわかりやすく伝える考え方)を身につけましょう!
そこで、今回はロジカルシンキングを実践するための方法を解説します。
家庭や職場はもちろん、面接等の場でも活用することができます。
男性脳と女性脳を比べると右脳と左脳をつなぐ「脳りょう」という器官が男性よりも女性の方が大きいと言われています。そのため女性は右脳と左脳が連携しやすく、左脳で物事を論理的に話そうとしていても、右脳で起こる思いつきやひらめき、感情的な言葉が頭にぽっと浮かんできます。このように女性の脳は創造力がとても豊かです。女性脳が持つ女性的思考は、あらゆる商品・サービスの価値を上げる過程で重視されており、現代社会では、様々なビジネスシーンで女性的思考が求められています。しかし、実際の職場では報告・連絡・相談や会議、商談の際には、結論から物事を話し、わかりやすく相手に伝える論理的思考「ロジカルシンキング」が求められます。
ロジカルシンキングが身につくと、効率良く仕事を進めることができるだけでなく、業務の抜け漏れを防ぎ、職場でも高い評価を得ることができます。
わかりやすく伝えるための第一歩として、要点がいくつあるか先に話すことを心がけてください。
1つ目
要点がいくつあるかまず自分の頭の中で整理できる点です。
そうすることで伝達したい情報の滑漏れを防ぐことができ、話しているうちに、「あれ?あとなんだっけ?」と迷うことがなくなります。忘れてしまいそうな場合は、メモなどで整理してから話し始めることをおすすめします。
2つ目
的確な助言を受けることができる点です。相手がどのような話をするのか心構えができるので、内容によっては常務上かかわりのある人を同席させたり、場所を変えたりするなどの適切な対応がとりやすくなります。
3つ目
相手にどの程度の時間を要するか想像させることができる点です。例えば、上司Aさんが出かけたいときに、部下Bさんが内容を明確にせずに話を始めてしまうと、時間が気になって内容が頭に入らないことがあるかもしれません。場合によっては、「報告だけ今聞いて、相談は〇時からでどうかな?」と、十分な時間を確保してくれることもあるでしょう。
上司や家族に、簡潔にわかりやすく話を伝えるために、まず最初に要点がいくつあるかを整理してから話してみましょう!
グローカルマーケティング株式会社
南(みなみ)さん
・マーケティング シニアコンサルタント
・(財)にいがた産業創造機構 外部専門家
・スペシャリストアライアンス新潟(SAN)登録スペシャリスト
大学を卒業後、女性消費者に特化したマーケティング会社 株式会社ハー・ストーリィ(東京都)に入社。大手クライアントのリサーチ、プロモーション案件を担当する。3年のプランナー経験を経て、地元新潟で働きたいという思いが強くなり、2013年6月グローカルマーケティングに入社。マーケティングコンサルタント、セミナー講師、リサーチディレクターとして活動する。「マーケティングを通じて、仕事が楽しいと思える人を増やしたい」という想いをもって、メディアや教育機関を通じてマーケティングを広める活動も積極的に取り組んでいる。2016年結婚。2017年第一子出産。2019年時短勤務にて復職。
2020年ビジネスネームを遠藤南から「南」に改名。