赤い色をしたきょうだいたちの中で、唯一黒い魚の物語『スイミー』。小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれています。作者のレオ・レオーニ(1910-1999)は、イタリアやアメリカでグラフィックデザイナーとして活躍した後、『あおくんときいろちゃん』で、初めて絵本の世界に足を踏み入れました。ねずみの『フレデリック』や、しゃくとりむしの『ひとあし ひとあし』など、小さな主人公たちが「じぶんとは何か」を模索し、学んでいく物語を、水彩、油彩、コラージュなどさまざまな技法を用いて描きました。本展では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯を、作品と重ね合わせながら紹介します。絵本作家、アート・ディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を紹介し、レオーニが子供の絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも光を当てます。
「フレデリック」1967年
Frederick ⓒ 1967, renewed 1995 by Leo Lionni / Pantheon
Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family
世代を超えて日本中で愛されている絵本『スイミー』の幻とされた原画(スロバキア国立美術館所蔵)が来日します!計5点の原画は絵本『スイミー』とは少し違うので、ぜひ会場でじっくりご覧下さい。
【出品予定の絵本原画】
『フレデリック』、『おんがくねずみジェラルディン』、『マシューのゆめ』、『アレクサンダとぜんまいねずみ』、『チコときんいろのつばさ』、『ペツェッティーノ』、『コーネリアス』、『ぼくのだ!わたしのよ!』、『6わのからす』、『ひとあし ひとあし』、『みどりのしっぽのねずみ』、『あいうえおのき』、『うさぎをつくろう』、『せかいいちおおきなうち』
「あおくんときいろちゃん」トートバッグなど、展覧会限定商品もあわせて多数取り揃える予定です。
講師:松岡希代子さん(板橋区立美術館副館長)
NICOプラザ会議室にて(朱鷺メッセ内万代島ビル11階)/参加無料/申込不要(先着80名)
1996年開催の「レオ・レオーニ展」を企画、その後レオーニが亡くなるまで折に触れて交流し、2013年にはレオーニに関する著書も出版された松岡さんに、レオーニの創作と作品の魅力についてお話しいただきます。
展示室にて/要観覧券/申込不要
※の日はUX新潟テレビ21アナウンサーが読み手を務めます。
協力:ほんぽーと新潟市立中央図書館
レオーニの絵本カバーを使ってすてきなバッグをつくります。
美術館ロビーにて/参加無料/要当日申込(各回先着15名。当日10:00から整理券を配布します)
協力:好学社
学芸員が展示室をまわりながら作品についてお話しいたします。
展示室にて/要観覧券/申込不要
小さいお子さんが元気にお話ししてもOK!親子で、お友だち同士で、作品の感想を話しながら気軽にご鑑賞ください。
※他の時間帯でお客様同士の会話を制限するものではありません。
※この時間帯は通常より会場内がにぎやかになることが予想されます。
このほか、絵本コーナーや気軽に参加できる工作コーナー、体験型の映像などを展示室やロビーに予定しています。
2018年10月6日(土)~12月16日(日)
10月15日(月)、10月29日(月)、11月12日(月)、11月26日(月)、12月10日(月)
10:00~18:00(観覧券の販売は17:30まで)
一般:1,100円(900円)/大学・高校生900円(700円)/中学生以下無料
※( )内は有料20名様以上の団体料金です。
※障害者手帳、療育手帳をお持ちの方は無料です。受付でご提示ください。
新潟県立万代島美術館
(新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5F)
>>地図はこちら
TEL:025-290-6655
新潟県立万代島美術館/UX新潟テレビ21/レオ・レオーニ展新潟展実行委員会/朝日新聞社/新潟日報社
Blueandyellow, LLC/コスモマーチャンダイズィング/渋谷出版企画
好学社/あすなろ書房/至光社/新潟県立美術館友の会
新潟市/新潟市教育委員会/NCV新潟センター/エフエムラジオ新潟/FM PORT 79.0/FM KENTO/ラジオチャット・エフエム新津/エフエム角田山ぽかぽかラジオ/エフエムしばた/燕三条エフエム放送株式会社
<2018年8月現在の情報です>