あなたの街のNMI通信vol.13
－子どもの睡眠の状態と、睡眠環境－

こんにちは！アルファスグループのNMI（エヌ・エム・アイ）です。

上質な医療を提供し、信頼され、選ばれる「かかりつけ薬局」を目指し、子育て中のママを応援する医療の情報を全16回にわたってお届けしていきます。

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育児と仕事の両方を抱えるママにとって、お子さんの健康は一大事ですよね。
本日よりお医者さん・薬剤師さんからのワンポイントアドバイスをお伝えしていきます。

【テーマ】
－子どもの睡眠の状態と、睡眠環境－

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【ポイント】
小児の睡眠には大人と異なる特徴があります

【こんな人におすすめ】
お子さんの睡眠でお悩みの親御さん

皆さん御存知の通り、眠りには脳を休めるための深い眠りであるノンレム睡眠と、夢を見る眠りのレム睡眠が定期的な周期で繰り返されます。

子どもの睡眠で特徴的なのは、新生児のレム睡眠の割合は約50％、乳児は約40％、幼児は20～25％と減少し、５歳ころには成人とほぼ同じ睡眠パターンとなると言われています。

私たちの子ども時代には、子どもは日中に遊び回り、夕食とお風呂が済めば、重たいまぶたをこすりながらあくびをして寝床に入る。それが一般的な姿でした。でも最近では、寝るべき時間に眠らない、眠くても眠れない子どもが増加しているそうです。
眠れない理由にも様々なものが上げられますが、親御さんのライフスタイルが子どもの睡眠状況に影響してしまうことがあるのも知っておいたほうが良いでしょう。

眠れない、ちゃんと眠っているのにいつも眠そうにしているというお子さんをお持ちの、親御さんにはお子さんの睡眠環境について見直して頂くことも重要です。

①室温
寝室の室温はお使いの寝具等によっても違いますが、目安として冬場は16～20度前後、夏場は26度以下になるように調節するのが良いようです。
②照明・照度
寝室の照明にも気を付ける必要があります。電気を付けっぱなしで睡眠に入れば、睡眠の質は浅くなってしまいます（なお、常夜灯については議論の別れるところです）。
可能であれば、窓にもカーテンなどで遮光を施すようにすると良いでしょう。
③音
車の走行音や、テレビの音など、周囲がうるさいと眠りの質は悪くなります。眠る時間帯に周囲の騒音の可能性があるようでしたら、騒音対策も必要になってきます。
特に50dB（デジベル）を超えるように騒音は、睡眠の質を悪化させるため、遮音効果のあるカーテンを使ったりして騒音対策を行うと良いでしょう。
④寝具
睡眠中、暑くて目が覚める、あるいは寒くて目がさめるといったことのないように、夏や冬で寝具の見直しを行う必要があります。
⑤湿度
湿度も良質な睡眠には重要です。湿度が低くなってしまうと、喉の乾燥や皮膚の乾燥を招き、その不快感から熟睡できないということも考えられます。睡眠に最適な湿度は５０％前後と言われていますので、必要に応じて加湿や除湿を行いたいものです。

以上のように、ちょっとした工夫・注意でしっかりと睡眠をとることは可能です。お子さんの睡眠状況の改善のために是非一度睡眠環境を考えてみてください。

株式会社エヌ・エム・アイ　　薬剤師　　板谷　将雄