あなたの街のNMI通信vol.9　親子で実践－正しい手洗いの方法とその役割－

こんにちは！アルファスグループのNMI（エヌ・エム・アイ）です。

上質な医療を提供し、信頼され、選ばれる「かかりつけ薬局」を目指し、子育て中のママを応援する医療の情報を全16回にわたってお届けしていきます。

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育児と仕事の両方を抱えるママにとって、お子さんの健康は一大事ですよね。
本日よりお医者さん・薬剤師さんからのワンポイントアドバイスをお伝えしていきます。

【テーマ】

親子で実践－正しい手洗いの方法とその役割－

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【ポイント】
正しい手洗いの方法と手洗いの意義
【こんな人におすすめ】
小さな子供を持つ親御さん、風邪などの病気のお子さんの面倒を見ている親御さん
【注意点】
手洗いは、衛生において誰にでもできる、いちばんシンプルな、でも実はとても大切な取り組みです。
実は、風邪やインフルエンザなど、病気を引き起こす感染症の多くは、“手”を介して体内に侵入することが多いと言われています。例えば、風邪やインフルエンザの流行期には、ドアノブや電車のつり革など、様々な場所にウイルスが付着しています。そういった場所を触った手で、自分の眼や鼻、口を触ったり、食事をしたりすることで、ウイルスが体内に侵入してくるのです。
だから、様々な感染症から身を守るためには、手からの侵入を遮断する「手洗い」がとても大切になるのです。きちんと手洗いをしているつもりでも、よく観察してみると、水でサッと濡らすだけで終わってしまっているようなケースも見受けられます。
でも水やお湯でサッと流すだけでは、細菌やウイルスは落とせません。石けんを使ったとしても、石けん自体に消毒効果があるわけではないので、しっかりと時間をかけて、洗い残しがないように丁寧に洗わないと効果は半減してしまいます。さらに、きちんと手を洗っても、家族で共有のタオルを使うと台無しです。湿ったタオルで増殖した細菌が再び手に付着してしまいます。タオルはこまめに取り換えるか、ペーパータオルを使用すると良いでしょう。では、実際の手洗いについてです。
手の平は一生懸命洗う人が多いかもしませんが、指先、親指、指の間、手首などは不十分になりやすいです。また、きき手は洗い残しが多くなるので、気をつけましょう。洗う順番としては以下のようになります。
①流水で手を洗う
②十分な量の洗浄剤を手に取る
③手のひら・指の腹面を洗う
④手の甲・指の背を洗う
⑤指を交差させて指の間・指の付け根を洗う
⑥親指と親指の付け根の膨らんだ部分ひねり洗いで洗う
⑦指先を洗う（爪の中も意識して）
⑧手首を洗う
⑨洗浄剤を十分な流水で洗い流す（流水はシャワー状が好ましいです）。
きちんとした手順で手を洗うと、およそ30秒程度の時間がかかります。
はじめは長いと感じるかもしれませんが、ぜひきちんとした手段での手洗いを実践してみてください。