ヒーローヒロイン男子タイトルW600-2
vol.11

五郎丸選手みたいになりたい!

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中川 功己(なかがわこうき)くん

新潟市在住 小学5年生


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ラグビーをはじめたのは3歳の時。父に連れて行ってもらったスクールで楕円球に触った。
功己くんにラグビーの好きなところを聞くと「チームスポーツなので、選手同士がコミュニケーションを取らなきゃいけない。試合後半で疲れてくると難しいけど、みんなのことをもっと分かると、チームとしてもっと成長できると思う。そこが面白いし、楽しい」と大人顔負けの頼もしいコメントが返ってきた。最近、センターからスタンドオフにポジションが変わった。始めにボールをもらう攻撃の起点だ。まわりを見て状況判断をしなくてはいけない。パスもキックもランも求められる。プレッシャーはあるが、それ以上に面白いと夢中になっている。守備よりも攻撃が好き。ミスをしないでパスがつながり、トライを獲った時は最高の気分になる、と言う。
父の隆宏さんは、スクールでは厳しいコーチだ。隆宏さんは選手としての功己くんを「スキルの面でも体格の面でも成長している。頼りになるキーマンの1人」と評価する。また、ラグビーの醍醐味を「体と体がぶつかり合う競技で、仲間が体を張ってつないだボールが自分にまわってくる。自分が痛い思いをして仲間にボールをつなぐ。自分を犠牲にするからこそ信頼関係が育まれ、チームプレイの意味を体で理解できること」だと言い、子ども達にもそう感じ取ってほしいと願っている。
ワールドカップ後に「五郎丸!五郎丸!」と言う人が学校でも増えた。「ラグビーの話にはならないけど、それでも嬉しいですね」と功己くんは笑う。

チーム一丸となってトライを獲る!
みんなと最高の気分を味わうために、功己くんは今日も楕円球を追い掛ける。


トキっ子ラウンジ vol.34(2016年3月20日発行)掲載

 

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