「ふしぎなのり」『はじめてであうすうがくの絵本1』より 1982年 ©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
画家 安野光雅(1926-2020)は、大正15年(1926)に、島根県鹿足(かのあし)郡津和野町で生まれました。四方を山々に囲まれた城下町の風情がのこる津和野で育った安野は、さまざまな空想をめぐらせながら、絵描きになることを夢見ていました。戦後、昭和25年(1950)に上京し、美術教員として小学校で図画工作などを教えるかたわら、二紀会への出品や美術教科書の編集や本の装丁を手掛けますが、同36年(1961)、教員を辞め画家として独立します。
その後、福音館書店勤務の松居直(ただし)との出会いを契機に、42歳で遅咲きの絵本作家デビューを飾ります。国内では昭和49年(1974)第25回芸術選奨・文部大臣新人賞、また、海外でも同53年(1978)ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞、同59年(1984)国際アンデルセン賞画家賞を受賞するなどめざましい活躍を遂げました。さらに活躍の場を広げ、平成24年(2012)には文化功労者に顕彰されています。
本展では、画家として独立する前の教員時代に着目し、津和野町立安野光雅美術館所蔵の多彩なジャンルの作品を授業の科目に見たてて紹介し、「自分で考えてみることの大切さ」を教えた安野の作品を通じて、様々なふしぎを体験していただきます。
『蚤の市』より 1983年 ©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
『天動説の絵本ーてんがうごいていたころのはなしー』より 1979年 ©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
親子で楽しめるイベントも♪
■絵本の読み聞かせ
読み手:長岡市立中央図書館司書
日時:4月26日(土)①11:00 ②14:00 各回20分程度
本展展示室内にて / 要・当日観覧券 / 申込不要
■おしゃべりタイム
期日:4月26日(土) 5月10日(土)
展示室内での声の大きさを気にせず鑑賞をお楽しみいただける日です。小さなお子さま連れでも気兼ねなくご来館ください。※通常の開催日でもお客様同士の会話は可能です。《同日、親子ふれあいデー開催:中学生以下の子どもを同伴する保護者のコレクション展観覧料が無料になります。》
■「#にいがた春の絵本まつり」SNS投稿キャンペーン
絵本展を開催中の3つの美術館の対象展覧会を訪れて、「#にいがた春の絵本まつり」とともにSNSに写真を投稿してください。投稿者の中から抽選で同展覧会のオリジナルグッズをプレゼントします。※詳しくは、UX新潟テレビ21サイトをご確認ください。
【会期】2025年04月12日(土)~06月01日(日)
【開館時間】9:00~17:00
(美術館窓口での観覧券販売は16:30まで)
【会場】新潟県立近代美術館(長岡市千秋3-278-14)
【観覧料】
当日券/一般1,400円 大学・高校生1,000円
団体券/一般1,200円 大学・高校生800円 ※有料20名以上の団体に適用
前売券/一般1,200円(※3月1日より販売開始)4月11日まで県内プレイガイド、新潟県立近代美術館、県立万代島美術館、前売券(電子チケット)販売専用サイトよりお買い求めください。
【主催】新潟県立近代美術館、UX新潟テレビ21、安野先生のふしぎな学校新潟展実行委員会
【後援】新潟県教育委員会、長岡市、長岡市教育委員会、小千谷市教育委員会、新潟日報社、長岡新聞社、NCT、FM新潟77.5、FMながおか80.7
【企画協力】津和野町立安野光雅美術館、株式会社アートワン
【協力】長岡市立中央図書館
【ホームページ】https://kinbi.pref.niigata.lg.jp/tenran/kikakuten/kkk_jikaikaisai/
【お問合せ】電話:0258-28-4111
<2025年3月現在の情報です>
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