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「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、イラストレーター・原田治(1946-2016)。シンプルな線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターは70年代後半から90年代に爆発的な人気を博し、今も幅広い世代に愛されています。幼少期の資料やデビュー当時の仕事、広告・出版・グッズなど多岐にわたる作品を網羅した、没後初となる全国巡回展です。
「anan」第47号 1972年 平凡出版 アートディレクション:堀内誠一 表紙イラストレーション:原田治
イラストレーターからデビューまで
ものごころつくと絵ばかり描いていたという治少年は、自ら希望して絵を習い始めます。先生は、のちに渡米し、アメリカ抽象表現主義の画家の一人となった川端実でした。画家になることを夢見るようになった治でしたが、高校生の時に画家の道を断念。多摩美術大学のデザイン科に進学し、卒業後にニューヨークへ。第1章は、少年時代からニューヨークでのデザイン修行後、雑誌「an・an」でのイラストレーターデビューまで、原田治の辿った軌跡をご紹介します。
スクールバッグ(OSAMU GOODS®)1992年 ©Osamu Harada / Koji Honpo
雑誌の装丁など原田治の仕事
「あくまで大事なのはテーマや内容にそっていること」と語り、自在に作画スタイルを変えたオールラウンドなイラストレーター原田治。この第2章では、雑誌や装幀の仕事などからそんな職人的姿勢を感じていただけます。
また、移り変わりの激しいコマーシャルの分野で、数十年にわたり愛されている原田治のキャラクターたちや、自らプロダクトをトータルでデザインした「OSAMU GOODS」の数々も展示します。
ミスタードーナツキャンペーン用キャラクター1986年
幅広い分野における多彩な仕事を紹介。
原田治は雑誌のカットや書籍の装幀、企業の広告や各種のグッズ、絵本やエッセイなど、幅広い分野において多彩な仕事を残しました。今回の展覧会は、その全貌を見渡す試みでもあります。
※期間より前に回答をいただいても無効となりますのでご了承ください。
<2022年12月現在の情報です>
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