【お金の専門家に聞きました】住まいの購入は、何がお得??

Q.家の購入方法もいろいろあると思いますが、新築戸建、中古リフォーム、マンション、賃貸のどれがお得ですか?

A.あなたのライフスタイルと価値観、あなたの家計の状況によって異なります。

実際にあった家族の相談例を見ていきましょう。

◆斎藤家のケース(仮称)
裕司さん29歳、奈央さん28歳、大翔くん4歳、もうひとりを来年出産予定。
夫婦で暮らしていたアパートがこのままだと手狭になりそうなので、上の子が小学校にあがるまでには引っ越しをしたいというのがきっかけです。

奈央さんは新築がいいのだけど、買えるかどうか心配でたまりません。
そのため、安い中古住宅も一応考えてみています。

裕司さんは交通の便がいいので新潟市中央区中心部のマンションもいいかなと思っています。
いろいろ探していいのがなければ、もう少し広い賃貸にとりあえず引っ越すのも手かなとも考えています。

でも奈央さんは、自分たちのマイホームをつくることが夢です。
「こういう家に住みたい」という明確なイメージがあります。
でも、マイホームを買ってから家計がうまくやっていけるのかが不安で仕方ありません。

このように、『家を買いたいけど、一体何を選べばいいのかわからない・・・』という悩みを抱える方はたくさんいらっしゃいます。

そういった場合、私がまず最初にお勧めしているのは『はじめにきちんと返済できる住宅ローンの金額を知ること』です。

なぜなら、きちんと返済できる住宅ローンの金額を知ることで、どのような選択肢を取ることができるのかが明確になるからです。

無理なく返済できる額を知っていれば、新築が可能かどうかも分かるようになります。

ここを考えずに家選びを始めてしまうと、
• 住宅ローンの返済に追われる生活になっていまう
• 子どもの教育費にお金をかけられなくなってしまう
• 趣味や旅行にお金を使えなくなり節約生活になってしまう

こんなことになってしまう方が少なくありません。
これらは避けたいところですよね。

 

◆斎藤家の場合(まとめ)

自分たちの購入できる予算をしっかりと考える。

「子どもの数、これからの予定」「子どもの教育に対する考え方」「趣味、車にかけたいお金」「現在のお仕事とこれからの考え」「現在の収入と生活費の支出」をまとめ無理なく住宅に使用できる金額を算出。

無理なく購入できる予算は「2,700万円」という結果になった。

第一希望であった新築が実現可能な予算なので、総予算が2,700万円で収まるように情報収集をはじめた。

その結果、土地650万円、建物1,900万円、諸費用150万円で新築が完成した。

家計に無理がなく、マイホームを手に入れることができた。

 

住まいの購入は一生で一番の買い物と言われています。
そのため単純なソントクで比較すると、あとで後悔するかもしれません。

斎藤家のように一番手に入れたい暮らしを無理なく実現するための方法を考えることをおすすめします。

あなたの場合は、どうでしょうか。
新築戸建、中古リフォーム、マンション、賃貸のそれぞれメリットとデメリットを見ていきます。

あなたのライフスタイルと価値観に照らし合わせながら読んでみてください。

【メリット】

・新築戸建
あなたの好きな場所にあなたの好きな住宅を建てることができます。
いわゆる夢のマイホームの実現です。
ローンが終わってしまえば住宅はあなたのものになりますし、資産価値の高い住宅をもてば一生の財産とすることができます。
土地代がそれほど高くない新潟県では、土地と建物をセットでも無理のない返済額で購入できる場合もあります。その場合は良い選択肢でしょう。

・中古リフォーム
新築戸建てと同じく、良い物件があればあなたの好きな場所に住むことが可能です。
何よりも最大のメリットは、価格の安さです。
新築に比べると無理のない住宅ローンで家を持つことができるのでお金に苦しむことは少なくなりそうです。
住宅へのこだわりがそれほど強くないけれど、アパートでは手狭でどうしても一戸建てに住みたいというかたは良い選択肢でしょう。

・マンション
メリットはロケーション良さ、立地の良さ、セキュリティです。
特に3階以上の景観を独占できるのは、一般住宅では難しくマンションならではの特典といえます。
新潟市中央区の土地は高いので中心部に住みたい場合は、現実的な予算で考えたときマンションは良い選択肢です。築年数があまり経っていない物件であれば売却もしやすく転勤が多い方などにも人気があります。

・賃貸
維持費や税金の負担がありませんので金銭的なメリットは大きいです。
転勤が多い方や、住む場所を限定したくないかたに向いています。

 

続いてデメリットを見ていきましょう。

【デメリット】

・新築戸建
立地と建物のスペックにもよりますが、金額が大きくなりやすいです。
住宅ローンの計画はもちろんですが、家を建ててからの税金や維持費なども想定して資金計画を立てないと返済に苦しむことになります。

・中古リフォーム
価格は安いのですがその分建物の老朽化が早いタイミングできます。
そのため修繕費などのお金が将来的に多くなってしまう可能性があります。
間取りについての自由度も低く、築年数が経っている物件では断熱性や耐震性などの不安も残ります。

・マンション
修繕費や共益費、駐車場代などの負担が月数万円単位で発生してきます。
ローンの返済が終わってからも、意外と多い毎月の固定支出が続くのがネックです。
土地の価値の割合が低く、将来売却するときにほぼ価値が残らない可能性もあります。

・賃貸のまま
物件にもよりますが、快適性のある暮らしはどうしても新築、マンションにはかないません。
高級賃貸もありますが、永住するのであれば所有をしたほうが結果的に安くなります。

 

いかがでしたでしょうか。

「あなたにとってどれがベストなのか?」が見えてきたと思います。
あなたの家庭の収入と支出、ライフスタイルなどが明確になるほどどれがいいのかが明確になっていきます。

住まいの購入は通常であれば一生に一回の大きな買い物です。
後悔のないように家族でじっくり検討して、少しでもお得にあなたにあった住宅を手に入れて下さい。


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元住宅会社勤務のファイナンシャルプランナーが、第三者の立場から無理なく住宅ローン返済ができる住まいの購入予算をあなたと一緒に考えます。住宅会社に勤務してきた経験があるからこそわかる、300万円以上安く家を買う裏ワザもこっそり教えます。

マイホーム予算診断サービス
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今回お話をしてもらったのは、新潟住まいのお金相談室昆(こん)さんです。

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新潟住まいのお金相談室
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