vol.6
レスリングでもっと強くなってオリンピックに出たい!
桑原 巧弥(くわばらたくみ)くん
◆十日町市在住 ◆小学2年生
全日本女子レスリングチームの合宿拠点もあることから、世界で活躍している現役の選手も多く足を運んでいるという自然豊かな十日町市にあるレスリングクラブの練習場で、小さな体の男の子が自分より大きな相手にも積極的に技をかけあい、熱心に練習に励んでいました。
その子は小学2年生の巧弥くん。3歳の頃から当時レスリングをやっていた5つ上のお姉ちゃんの練習に一緒についていき、5歳の頃には「おもしろそうだ!」と思いレスリングを始めたのだそうです。
今では北信越レスリング大会で2位を獲得するほどの実力も持っています。
休憩中も教えてもらっている技についてどう交わせば良いのか、などお父さんと会話しながらアドバイスをもらっていましたが、その姿はとても楽しんでいるように見えました。
「難しい技を教えてもらってたくさん練習して、初めて技を使えるようになったときが一番うれしいです」と話していました。
「格闘技なのでケガは付き物ですが、保護者の責任だと思っていますので、なるべく一緒に練習に付き添い対処できるように心がけています。家でも遊びの延長で一緒にレスリングごっこをしています。賞を取っても取れなくても、本人が楽しくレスリングが好きだと言っているので、勝ち負けではなく楽しく続けていけるようにサポートしていきたいです。」と話すお父さんはとても嬉しそうです。
コーチである椎野さんも2人のお子さんを持つお父さんです。「勝ちにこだわりすぎるとメンタルが続かないので、小学生のうちは技よりもケガをしない体づくりを基本として、楽しみながらスポーツすることを指導しています。」と話しています。
最後に「もっと強くなりたい! 大きくなったらオリンピックに出たい!」と将来の夢を話してくれた巧弥くん。東京で開かれるオリンピックが今から楽しみです。
トキっ子ラウンジ vol.31(2014年1月10日発行)掲載