今回はお金の専門家「ファイナンシャルプランナー:中島加代子先生」に聞いてきました
お子さまの教育費がかさむ時期や将来の生活(老後など)を考えると、家計を切り詰めなくてはと思いますよね。確かに家計を見直す、無駄な出費を減らすという考えはよいことです。そして節約した分残るお金を貯蓄に回すこともとても大切なことではあります。
しかし、無理に節約することでストレスが溜まってしまっては本末転倒です。ストレスを溜めることで病気になり、治療費が家計に加わることや、病気が重くなって働けなくなる可能性もありますし、今という時間を楽しめないというのは辛いですよね。
そこで、今回はストレスを感じずに家計を見直していくには、どうしたらよいか、一緒に考えてみましょう。
下の図は、一般的なご家庭の支出をグラフに表したものです。
もし皆様が家計を見直さなければならなくなった時、どこを見直そうと思いますか?
この質問をすると、“食費”や“衣料”といった回答をされる方がとても多いんです。外食は控えようとか、洋服はもう少し今のもので我慢しようとか、そのように考えられる方がいらっしゃるということです。確かに、よほど贅沢や浪費をしている人には少し控えましょうということはありますが、これは【家計見直しの本質】ではないのです。ではどこを見直すのか?
答えは【通信費・保険料・貯蓄・税金・ローン】
まずは、ここを見直ししていくのです。
例えば【通信費】を例に考えてみましょう。あるご家庭で、携帯電話は夫はA社のものを使用し、妻はB社のものを使用している。家のインターネットはC社で、固定電話はD社。この方はこのような形で各通信会社に通信費を支払っていました。通信会社は、家族割引やインターネット一括割引など、様々な割引制度を設けています。
この場合、1世帯で通信会社を4社も利用していたことで、殆ど割引制度を活用されていなかったので、1社でまとめて契約します。すると毎月の通信費は、4社から1社に変更したことで、約4,000円節約することができました。この見直しはストレスかかりますか?毎日普通に携帯電話を使用でき、インターネットや固定電話ももちろん使用できます。見直す前と見直し後の生活変化はほとんどありません。
それから【保険料】
皆様も生命保険に加入されているかと思いますが、何のために生命保険に加入されているのですか?
この“何のために”がとても大切で、ここが分かれば自分にとって必要の無いものにお金をかけてしまっていることに気付くケースは本当によく見受けられます。ここの見直しも日々の生活にはほとんど影響はありません。
このように、私たちファイナンシャル・プランナーが家計を見直す際、【通信費・保険料・貯蓄・税金・ローン】、これらを“固定費”と表現するのですが、この固定費を見直します。固定費を見直すことは、皆様の生活においてストレスが溜まらないばかりではなく、むしろストレスが減る可能性が高いです。
ただ、固定費の見直しで、特に生命保険については、自分にとって本当に必要なもの(保障)を解約し、保障が必要になったときに効力が無くなってしまっては大変なことになりますので、ファイナンシャル・プランナーと共に実行されることをお勧めします。
ファイナンシャルプランナー
中島 加代子(なかじま かよこ)先生
・エグゼクティブファイナンシャルアドバイザー
・2021年度MDRT・COT 成績資格会員
・2級ファイナンシャルプランニング技能士(FP)
・生命保険協会認定FP
・相続診断士
・投資診断士
16年間で延べ2,400世帯のコンサルティングを実施。経験に基づいた働く女性のための、お金の「貯め方」「殖やし方」「守り方」について、数多くの相談例と身近な話題を交えた分かりやすい解説が好評。企業内セミナーや各従業員の相談業務、官公庁での講演など活動の幅が広がっている。
相談業務では、1人ひとりの豊かな人生を実現すべく、子育て・資産運用・住宅ローン・相続等、ライフプランに関わるあらゆる相談に応じている。
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