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◆子どものムシ歯予防対策◆

ムシ歯予防と言えば「歯磨き」とお考えの方も多いと思いますが、実は歯磨きだけではムシ歯は予防できないことをご存知ですか?では、一番効果的な予防とは何でしょう?それは「フッ素洗口」や「フッ素塗布」です。(WHO・世界保健機関では「奨めるむし歯予防法」の第2位に位置付けています。)フッ素塗布は歯医者さんでしかできないので、かかりつけの歯医者さんに相談してみてください。市町村によっては、定期診断で「無料券」を配布しているところもあるので、お住まいの市町村へ問い合わせて下さい。

 

【家庭でできる予防法】

1.砂糖を控えめにする(WHO推奨第4位)※摂取量以上に摂取時間の方が重要と考えられるので、「ダラダラ食べない・飲まない」ことを意識しましょう。

2.フッ化物配合の歯磨き剤を用いて歯磨きをする(WHO推奨第5位)※ブラッシング後、大量の水で漱いでしまうと、フッ素残留濃度が低下し予防効果が薄れます。5~10mlのわずかな量の水で漱ぐか、20分以上経ってから漱いでください。(予防先進国スウェーデン発祥の「イエテボリテクニック」というものです)
乳歯のムシ歯は進行が早いため、素人判断では「すでに大きい」ことが多いため、定期的に歯科医院でチェックを受けるとともに、ついでに「フッ素塗布」を受けることをお勧めします。

 

“吉岡院長からのメッセージ”

お子さんのムシ歯、症状がでてから訪院していませんか?脅かすようですが、症状が出てしまうと、かなりの確率で神経を取るなどの大掛かりな治療が必要です。また、一見大丈夫そうでも、症状がなくても治療が必要なことはありますし、ムシ歯の治療はあくまでも「修理・修復」であって元の状態に戻すことはほぼ不可能です。まずは、かかりつけの歯医者さんに相談して下さい。

 

今回、お話しを伺ったのは・・・

ブレス・デザインデンタルオフィス 院長 吉岡秀樹先生でした。

URL/http://www.breath-design.com/

 

トキっ子ラウンジvol.14(2010年9月25日発行)掲載

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