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冬に気をつけたい子どもの病気
病気の症状と予防対策

冬の間、毎年のように流行を繰り返す三つの病気についてお聞きしました。

 

乳幼児冬季下痢症

【症状】
突然の嘔吐と、それに続く水様性の下痢が症状の中心です。一日10回以上の下痢(典型的な例では白色便)を認めることも少なくありません。水分を取れなくなることと下痢のため、容易に脱水をおこします。少量のウイルスで感染するため、集団生活の場で流行しやすいのも特徴です。

【原因】
ロタウイルスが多くを占めますが、アデノウイルス、ノロウイルスなども原因になります。患児の便や吐物に含まれるウイルスを、口から取り込むことによって感染します。

【予防対策・対処法】
こまめに手洗いをしましょう。年少児は脱水のため、入院が必要になることもあります。周囲の流行に注意し、症状がある場合は早めに医療機関を受診してください。任意接種(費用負担あり)ですが、ロタウイルスワクチン(飲むワクチン)が使用されるようになりました。重症化の予防が期待されます。生後6週から接種が可能です。接種できる月齢に制限がありますので、かかりつけ医にご相談ください。

 


RSウイルス感染症

【症状】
咳・鼻水などの風邪症状が主体ですが、小さいお子さんでは、咳・ゼーゼー・鼻づまりのため、呼吸が苦しくなることがあります。

【原因】
風邪ウイルスの一種であるRSウイルスが原因です。年少児がかかると重症化しやすいので注意が必要です。現在、全国的に流行しています。

【予防対策・対処法】
保育園、幼稚園に通う兄弟が感染し、下の子にうつして重症化することがあります。兄弟のうがい、手洗いにも気をつけましょう。年少児(特に1歳未満の子どもたち)が、咳・鼻水・鼻づまりで苦しそうにしている場合は、早めにかかりつけの小児科医に相談してください。いまのところワクチンや、特効薬はありません。

 


インフルエンザ

【症状】
咳・鼻水などの風邪症状の他に、高熱を伴います。鼻水や、のどのぬぐい液で簡単に診断できるようになりましたが、発熱後しばらく時間が経たないと陽性にならないことが多いです。

【原因】
インフルエンザウイルス(A型、B型)が原因です。咳や、鼻水から飛沫感染をします。

【予防対策・対処法】
流行期はうがい・手洗い・マスクの使用を心がけましょう。ワクチンは生後6か月以上が対象となります。小さいお子さんがいるご家庭では、家族が予防接種を受けることにより、インフルエンザを持ち込まないようにすることも重要です。わが国では抗インフルエンザ薬が広く使われています。流行期に高熱を伴う症状を認めた場合は、かかりつけ医にご相談ください。

 

今回、お話しを伺ったのは・・・

済生会新潟第二病院の小児科部長 大久保総一郎先生でした。

トキっ子ラウンジvol.24(2012年11月25日発行)掲載

 

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